2020年3月にパワーディレクター365のアップデートがありました。今回はアップデートの内容と追加アドオン情報、実際に編集で使用する方法をお伝えします。
タイトルデザイナー内の「タイトル表示範囲マスク」
パワーディレクターでテロップを入れていると、何故マスクがないんだっ!と思っていた人も多いと思いますが、ようやくこの「タイトル表示範囲マスク」の機能が追加されました。
タイトル画面の一番下ですね。こちらをテロップに適用すると表示範囲にマスクをかけることが出来ます。
テロップを入れます。
「タイトル表示範囲マスク」をかけます。
マスクでテロップの表示を切ることができました。
「タイトル表示範囲マスク」応用篇
「タイトル表示範囲マスク」を実際の編集でどのように使用するのか。マスクを応用するとこのような動きが作れます。
テレビ番組などではお馴染みのテロップの出し方です。ドキュメンタリー番組では1行目を日付、2行目を場所などにして表示することもあります。
このようなレイアウトでタイトルを打ち込みます。
1行目と2行目のテロップはレイヤーを分けて作りましょう!中心の赤い線は、線のデータを用意するか、テロップの「ー」を打ち込んで作ることができます。
「動画Pro.com」と「URL」にそれぞれ「タイトル表示範囲マスク」を適用させます。
マスクは暗めの個所がテロップを非表示にします。
「動画Pro.com」をマスクの外から、決まり位置まで上へ移動する動きを作りましょう。同様に「URL」の方は上から下へ移動する動きを作りましょう。
この動きをつけることにより、「タイトル表示範囲マスク」の中へタイトルが入ってくると表示されるようになります。動きの設定は以上です。再生して確認してみましょう。
今までありそうで無かった新機能「タイトル表示範囲マスク」は使い勝手がいいので、是非チャレンジしてみて下さい。
新たに追加されたトランジション
トランジションとは映像から映像へ切り替わるエフェクトのことを言います。オーバーラップやワイプなどのシンプルで使いやすいトランジションは、どの編集ソフトにもあります。今回追加になったのは有料でもおかしくないほど、完成度が高くなかなか格好良いトランジションになっています。PowerDirector365とDirectorSuiteのユーザーでしたら春のアップデートで無料で使用できます。
まずは追加されたトランジションを使った動画をご覧ください。
全部はご紹介できませんでしたが、トランジションのエフェクトが格段にレベルアップしたのがわかります。使い方もビックリするほど簡単なのでご紹介します。
シーケンスで並べた2つのカットの間にトランジションを加えます。
【編集】➡【トランジションルーム】➡【歪み】から好きなトランジションをドラッグして、2つのカットの間にドロップします。
これでトランジションが適用されました。カットとカットの間にトランジションが追加されたのがわかります。
適用されたトランジションをダブルクリックしてみましょう。
デフォルトでは所要時間2秒のトランジションになっていますので、お好みの秒数に調整して下さい。使用するトランジション動作はオーバーラップとクロスが選択可能です。以上で設定は終了です。
沢山の種類のトランジションがあるのでチャレンジしてみてください。
新しくなった起動画面
お洒落な起動画面に変更になりました。見た目だけでなく、こちらの起動画面から各チュートリアルに飛べるようになりました。チュートリアルでは合成方法なども学べたりできるので、一度ご覧になることをお勧めします。
2020年3月の追加アドオン
今月はアップデートだけでもパワーディレクターの魅力もアップしたのですが、さらに毎月恒例のアドオンが追加となりました。
効果音 SF
スターウォーズなどのSF映画でも使用できそうな効果音が20種類も追加になりました。こちらから視聴できます。
効果音 – SF︱プレミアム アドオン ストア | CyberLink
PowerDirector用 LUTパック 春
春の暖かさを感じることができるLUTが12種類+各LUTの色違いが2種類あるので、合計24種類ものLUTパックになります。手軽にお好みの色味に映像を変更できますので、是非チャレンジしてみて下さい。
LUT パック – 春︱プレミアム アドオン ストア | CyberLink
まとめ
3月のアップデートで更に使い心地が増したパワーディレクターですが、アップデートされたのはサブスクリプションのPowerDirector365とDirectorSuiteのみです。サブスクリプションはパッケージ版と異なり、大幅なアップデートにも対応しますので動画Proではおススメしています。
サブスクリプションについてはこちらでご紹介しています。